海外特派員

第二次世界大戦の直前、風雲急を告げるヨーロッパ。アメリカ人記者ジョニーは、オランダの政治家ヴァン・メアの取材を試みるが、彼はアムステルダムの平和会議場前で突如暗殺される。犯人を追うジョニーは追跡先の風車小屋で囚われたヴァン・メアを発見する。殺されたのは替え玉で、すべてがナチスの仕組んだ陰謀だった。ロンドンに戻ったジョニーは平和運動家フィッシャーの娘キャロルとともに、ヴァン・メア誘拐事件を解決しようと試みるが、実はフィッシャーが事件の首謀者だった。

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジョエル・マクリー/ラレイン・デイ/ハーバート・マーシャル
1940年/アメリカ/120分
原題:Foreign Correspondent
監督:アルフレッド・ヒッチコック

1899年ロンドンに生まれる。1920年に映画タイトルの製作者として、映画業界に入る。1923年に病気の監督の代役として映画を仕上げると、その仕事ぶりに注目が集まり、初監督のチャンスを掴むが惜しくも会社が倒産。彼の映画監督としてのデビューは1925年の『快楽の園』となる。デビュー後は順調に作品を発表し、『三十九夜』(1935年)『間諜最期の日』(1936年)『バルカン超特急』(1938年)はイギリス時代の代表作として知られる。1940年、大プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックの招聘に応じてハリウッドで製作した『レベッカ』がアカデミー作品賞を受賞し、最高のスタートを切る。1940年代に『疑惑の影』(1943年)『汚名』(1946年)を初めとする多くの作品でスリラーの定石を確立すると、1950年代には『裏窓』(1954年)『泥棒成金』(1955年)『知りすぎていた男』(1956年)『めまい』(1958年)『北北西に進路を取れ』(1959年)といった映画史に残る名作を連発し、黄金時代を築いた。その映画技法は多くの監督たちに影響を与え、彼の映画テクニックを解説したフランソワ・トリュフォーの『映画術』はあまりにも有名。

1934年 暗殺者の家(監督/76分)
1935年 三十九夜(監督/88分)
1936年 間諜最期の日(監督/87分)
1938年 バルカン超特急(監督/98分)
1940年 レベッカ(監督/130分)
海外特派員(監督/120分)
1943年 疑惑の影(監督/108分)
1946年 汚名(監督/101分)
1948年 ロープ(監督/80分)
1951年 見知らぬ乗客(監督/101分)
1954年 裏窓(監督/113分)
     ダイヤルMを廻せ!(監督/105分)
1955年 泥棒成金(監督/106分)
1956年 知りすぎていた男(監督/120分)
1958年 めまい(監督/128分)
1959年 北北西に進路を取れ(監督/137分)
1960年 サイコ(監督/109分)
1963年 鳥(監督/120分)
1966年 引き裂かれたカーテン(監督/128分)
1976年 ファミリー・プロット(監督/121分)