この庭に死す

山師のクラークは金の採鉱者たちが集まるキャンプ近くの村にやってくるが、地元の警察に拘束されてしまう。彼が近隣で起きた銀行強盗に絡んでいるというのだ。しかも、今度は警察が金鉱を州のために没収してしまったので、採鉱者たちが暴動を起こすが、それも平定されてしまう。クラーク、リザルディ神父、キャスティンとその娘、そしてキャスティンの情婦であるジンの5人はこの機に乗じてジャングルに逃げ込むが、それは彼らの命がけのサバイバルの始まりだった。

監督:ルイス・ブニュエル
出演:シモーヌ・シニョレ/シャルル・ヴァネル/ミシェル・ピコリ
1956年/フランス、メキシコ/104分
原題:La Mort en ce Jardin 英題:Death in the Garden
監督:ルイス・ブニュエル

1900年スペイン、アラゴン地方に生まれる。マドリッドの大学に進学すると、そこで、サルバドール・ダリ、フェデリコ・ガルシア・ロルカと知り合う。その後、パリに移り、ダリと共同監督でシュールレアリズム映画の傑作『アンダルシアの犬』(1929年)を発表し、シュールレアリズム運動の一員として認められる。続いて1930年に初の長編監督作品『黄金時代』を製作するが、ここでは教会や中間層を激しく攻撃するという、その後のブニュエルの主題が包括されている。しかし、フランコ時代に入り、スペインでの仕事が難しくなったブニュエルはアメリカを経てメキシコに渡り、『忘れられた人々』(1950年)でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞して、再び映画の第一線に復帰する。メキシコ時代には『昇天峠』(1951年)『嵐が丘』『エル』(共に1953年)『皆殺しの天使』(1962年)といった傑作がある。1961年にスペインに招かれて撮影した『ビリディアナ』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。1963年以降はフランスに拠点を置き、『小間使いの日記』(1963年)『昼顔』(1967年・ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞)『哀しみのトリスターナ』(1970年)『ブルジョワジーの密かな愉しみ』(1972年・アカデミー外国語映画賞)といった傑作を発表した。

1929年 アンダルシアの犬(監督・共同脚本/17分)
1930年 黄金時代(監督・共同脚本/60分)
1949年 のんき大将(監督/92分)
1950年 忘れられた人々(監督・共同脚本/81分)
1951年 昇天峠(監督・共同脚本/75分)
1953年 エル(監督・共同脚本/92分)
1953年 嵐が丘(監督・脚本/90分)
1955年 アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生(監督・共同脚本/91分)
1956年 この庭に死す(監督・共同脚本/104分)
1960年 ビリディアナ(監督・共同脚本/91分)
1962年 皆殺しの天使(監督・脚本/95分)
1963年 小間使いの日記(監督・共同脚本/98分)
1967年 昼顔(監督・共同脚本/100分)
1970年 哀しみのトリスターナ(監督・共同脚本/99分)
1972年 ブルジョワジーの密かな愉しみ(監督・共同脚本/102分)
1974年 自由の幻想(監督・共同脚本/104分)
1977年 欲望のあいまいな対象(監督・共同脚本/104分)