三大映画祭週間2014

共にタルムード学の大学教授であり、ライバルでもある父親と息子の物語。頑固な潔癖主義者の父親エリエゼルはその業績も無名で、息子のウリエルは名声を得ようと、ずっと学会に認めてもらおうと奮闘している。
ところが、或る日二人の関係は一転する。エリエゼルが学会で最も権威のある賞を受賞するという電話が掛かってきて、二人はその立場を変える。初めて学会に認められる吉報にエリエゼルの虚栄心はむき出しになる。しかし、ウリエルは学会から呼び出されて、エリエゼルの受賞が間違いだったと知らされる、受賞するのはウリエルだと。彼はエリエゼルに真実を告げることができるだろうか?

監督・脚本:ヨセフ・シダー
出演:シュロモ・バル=アバ、リオル・ルイ・アシュケナージ、アリサ・ローゼン
2011年/イスラエル/106分
原題:Hearat Shulayim 英題:Footnote

ニューヨークに生まれ、6歳の時に家族と共にイスラエルに移住する。ヘブライ大学で哲学と劇場史を学び、ニューヨーク大学の映画学校も卒業している。彼が最初に発表した2作品‐『Hahesder(原題)』(2000年)と『Medurat Hashevet(原題)』(2004年)はアカデミー外国語映画賞のイスラエル代表作に選ばれ、ヨーロッパと北米で公開される順調なスタートを切った。
2007年には、第3作『ボーフォート-レバノンからの撤退-』がベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞し、その年のイスラエル興行成績の第一位となる。同作品は2008年のアカデミー外国語映画賞のイスラエル代表に再び選出されている。

2000年 Hahesder (監督・脚本/102分)
2004年 Hedurat Hashevet (監督・脚本/96分)
2007年 ボーフォート-レバノンからの撤退- (監督・脚本/131分)
2011年 フットノート (監督・脚本/103分)

三大映画祭週間2014

仕立て屋のイール氏は、人との接触を避け、周囲のアパートの住人達から嫌われている変人だった。彼の唯一の楽しみは向かい側の建物の部屋に引っ越してきた美しい女アリスの私生活を窓を通して覗き見ることだけだった。 ある日、アパート近くで少女ピエレットが殺害され、刑事は嫌われ者のイール氏を容疑者として嗅ぎまわる。しかし、イール氏は本当の犯人がアリスの婚約者エミールであることを知っていた。イール氏が窓から自分を観察していたことを知ったアリスは、彼が殺人の真相をどこまで知っているのかを調べようと、自ら接触してくる。それは、イール氏にとって甘く危険な誘惑の始まりだった。

監督:パトリス・ルコント
出演:ミシェル・ブラン/サンドリーヌ・ボネール/リュック・テュイリエ
1989年/フランス/79分
原題:Monsieur Hire 英題:Monsieur Hire

1947年、パリに生まれる。幼少の頃は各地を転々としていたが、1967年にパリに戻り、IDHEC(映画高等学院)に入学。カイエ・デュ・シネマに所属し、短編映画を製作する。卒業後、1970年から1974年、パイロットマガジンで独創的なイラストや広告を演出した。1976年に『Les vécés étaient fermés de l’intérieur(原題)』で長編監督デビューを果たすが、これが批評家に酷評され、興行的にも失敗に終わり、次回作はコメディ『レ・ブロンゼ/日焼けした連中』(1978)まで待たねばならなくなるが、この作品が記録的大ヒットとなり、彼は一躍ヒットメ-カーとして第一線に躍り出る。
その後、ルコントはコメディ作品でヒットを飛ばし続けるが、その方向性を変え、『タンデム』(1987年)『仕立て屋の恋』(1989年)『髪結いの亭主』(1990年)といった欲望と狂気の狭間を垣間見せる人間ドラマで新境地を開き、その高い演出力は観客から好意的に受け入れられた。『仕立て屋の恋』はカンヌ国際映画祭コンペティションに選出されている。
1999年作の傑作『橋の上の娘』では、『ハーフ・ア・チャンス』(1998年)で組んだ女優ヴァネッサ・パラディを再び起用し、モノクロームの画面に流れる男女のストイックな恋愛映画は世界中で高い評価を得てゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミーネート、ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀外国語映画賞の他数多くの賞を受賞し、主演男優ダニエル・オートュイユにセザール賞男優賞をもたらした。 コメディからドラマ、アニメーションまで多彩な作風を誇る彼の最新作は、2015年公開予定の『Une heure de tranquillité(原題)』

1976年 Les vécés étaient fermés de l’intérieur(監督・共同脚本/74分)
1978年 レ・ブロンゼ/日焼けした連中(監督・共同脚本/94分)
1987年 タンデム(監督・共同脚本/91分)
1989年 仕立屋の恋(監督・共同脚本/80分)
1990年 髪結いの亭主(監督・共同脚本/80分)
1992年 タンゴ(監督・脚本/89分)
1994年 イヴォンヌの香り(監督・脚本/90分)
1996年 リディキュール(監督/102分)
1999年 橋の上の娘(監督/90分)
2000年 フェリックスとローラ(監督・共同脚本/89分)
2002年 列車に乗った男(監督/90分)
     歓楽通り(監督・共同脚本/91分)
2004年 親密すぎるうちあけ話(監督/104分)
2006年 ぼくの大切なともだち(監督・共同脚本/96分)
2012年 スーサイド・ショップ(監督・脚本/79分)*アニメーション

三大映画祭週間2014

砂漠の中のアボリジニの小さな村。そこでは毎日が変わることなく過ぎてゆく。15歳の少年サムソンはそのひなびた日常に飽き飽きしていた。16歳の少女デリラは、芸術家の祖母の世話をして暮らしていた。祖母が亡くなった時、彼女はその責任を負わされ暴力を振るわれそうになったが、サムソンが彼女を助け出した。
2人は盗んだ車で当てもなく砂漠の先を目指すが、すぐにそこが無慈悲な世界だと気づかされる。街に辿り着いた二人は、デリラの描く絵を売って生計を立てようとするが…

監督・脚本:ワーウィック・ソーントン
出演:ローワン・マクナマラ、マリッサ・ギブソン
2009年/オーストラリア/101分
原題:Samson and Delilah

1997年にオーストラリア映画・テレビ・ラジオ学校を卒業後、カメラマンとして映画業界のキャリアをスタートした。彼はいくつもの短編作品を発表しており、『NANA(原題)』(2007年)で2008年ベルリン国際映画祭の最優秀短編作品賞を受賞した。同作品はメルボルン国際映画祭の新進監督賞を受賞するとともにIFアワードの最優秀短編作品賞を受賞する成功を収めた。
ABCやSBSといったテレビ局のためにドキュメンタリー作品を製作する一方、音楽ドラマ『ソウルガールズ』(2012年)では撮影監督を務めている。

2007年 NANA (監督・脚本/6分)
2009年 サムソンとデリラ(監督・脚本/101分)
2011年 Stranded(監督/11分)
2012年 ソウルガールズ(撮影監督/103分)
2013年 THE DARKSIDE (監督/94分)

三大映画祭週間2014

元囚人のヴィクトリアは60代の女。人生をもう一度まともに戻そうと、保護司ギョームの保護の元、田舎の砂糖小屋に居を構えた。刑務所時代の仲間にして、親密な関係にあったフロレンスと共に。しかし、二人の到来は集落の人々に違和感をもたらし、彼女らに隠遁生活を送らせる。そして、二人が背負う過去が幽霊のように付きまとい、それが結局 二人の命を悲劇的な危機にさらすことになる。

監督・脚本:ドゥニ・コテ 
出演:ピエレット・ロビテーユ、ロマーヌ・ボーランジェ、マルク=アンドレ・
グロンダン、アンドレア・アーノルド
2013年/カナダ/95分
原題:VIC+FLO ont vu un ours 英題:VIC+FLO saw a bear

1973年、カナダ、ニューブランスウィック地方に生まれる。映画評論家として活動を始め、様々な実験的短編を製作した。『Les états nordiques(原題)』(2005年)でその名を国際的に知られるようになり、ロカルノ国際映画祭ビデオ部門の金豹賞を受賞した。この長編映画デビュー作には彼のトレードマークである最小限のカメラワーク、特定の場所を意識させない舞台設定、省略された物語など、基本的なものが揃っている。
『Nos vies privées(原題)』(2007年)『Elle veut le chaos(原題)』(2008年)といった低予算作品でこの手法を追求し、2008年ロカルノ国際映画祭監督賞を受賞した。2010年の『Curling』で彼は新境地を切り開き、台詞と豊かな情景で語られた物語はより幅広い観客を獲得し、再び2010年ロカルノ国際映画祭で監督賞と男優賞の2冠を獲得した。今、国際映画祭で最も注目を浴びるカナダ人監督の一人である。
2005年 Les états nordiques (監督・脚本/91分)
2007年 Nos vies privées (監督・脚本/82分)
2008年 Elle veut le chaos (監督・脚本/105分)
2009年 Carcasses (監督・脚本/72分)
2010年 Curling (監督・脚本/92分)
2012年 Bestiaire (監督・脚本/72分)
2013年 ヴィクとフロ 熊に会う (監督・脚本/95分)
2014年 Que ta joie demeure (監督・脚本/70分)

三大映画祭週間2014

第二次世界大戦の直前、風雲急を告げるヨーロッパ。アメリカ人記者ジョニーは、オランダの政治家ヴァン・メアの取材を試みるが、彼はアムステルダムの平和会議場前で突如暗殺される。犯人を追うジョニーは追跡先の風車小屋で囚われたヴァン・メアを発見する。殺されたのは替え玉で、すべてがナチスの仕組んだ陰謀だった。ロンドンに戻ったジョニーは平和運動家フィッシャーの娘キャロルとともに、ヴァン・メア誘拐事件を解決しようと試みるが、実はフィッシャーが事件の首謀者だった。

1899年ロンドンに生まれる。1920年に映画タイトルの製作者として、映画業界に入る。1923年に病気の監督の代役として映画を仕上げると、その仕事ぶりに注目が集まり、初監督のチャンスを掴むが惜しくも会社が倒産。彼の映画監督としてのデビューは1925年の『快楽の園』となる。デビュー後は順調に作品を発表し、『三十九夜』(1935年)『間諜最期の日』(1936年)『バルカン超特急』(1938年)はイギリス時代の代表作として知られる。1940年、大プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックの招聘に応じてハリウッドで製作した『レベッカ』がアカデミー作品賞を受賞し、最高のスタートを切る。1940年代に『疑惑の影』(1943年)『汚名』(1946年)を初めとする多くの作品でスリラーの定石を確立すると、1950年代には『裏窓』(1954年)『泥棒成金』(1955年)『知りすぎていた男』(1956年)『めまい』(1958年)『北北西に進路を取れ』(1959年)といった映画史に残る名作を連発し、黄金時代を築いた。その映画技法は多くの監督たちに影響を与え、彼の映画テクニックを解説したフランソワ・トリュフォーの『映画術』はあまりにも有名。

1934年 暗殺者の家(監督/76分)
1935年 三十九夜(監督/88分)
1936年 間諜最期の日(監督/87分)
1938年 バルカン超特急(監督/98分)
1940年 レベッカ(監督/130分)
海外特派員(監督/120分)
1943年 疑惑の影(監督/108分)
1946年 汚名(監督/101分)
1948年 ロープ(監督/80分)
1951年 見知らぬ乗客(監督/101分)
1954年 裏窓(監督/113分)
     ダイヤルMを廻せ!(監督/105分)
1955年 泥棒成金(監督/106分)
1956年 知りすぎていた男(監督/120分)
1958年 めまい(監督/128分)
1959年 北北西に進路を取れ(監督/137分)
1960年 サイコ(監督/109分)
1963年 鳥(監督/120分)
1966年 引き裂かれたカーテン(監督/128分)
1976年 ファミリー・プロット(監督/121分)

三大映画祭週間2014

オスマンとソマーズ夫人は、平凡な毎日を送っている市井の人たちだ。オスマンはフランスに住み息子を持ち、ソマーズ夫人はドーバー海峡の島に住み娘がいる。共通点は子供たちがロンドンの学校で学んでいること。2005年7月7日、消息知れずとなった子供たちを探すために二人は一緒に旅をする決意をする。異なる宗教的背景を持ちながら-オスマンはイスラム教徒であり、ソマーズ夫人はカソリック教徒だ-二人は子供たちを無事に発見するという希望を共有する。文化的な違いをよそに、彼らは互いに励まし合い、必ず見つかるという信念を持ち続けて探し続ける。

監督:ラシッド・ブシャール
出演:ブレンダ・ブレッシン、ソティギ・クヤテ
2009年/アルジェリア、フランス、イギリス/88分
原題:London River

1959年フランス生まれ。 映像業界でのキャリアをテレビのアシスタントとしてスタートする。1977年から、幾つかの短編映画の監督を経て、1985年に初の長編作品『Baton Rouge(原題)』を完成させる。1995年の作品『Poussieres de Vie(原題)』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされ、続く『Little Senegal(原題)』がベルリン国際映画祭コンペテションにノミネートされ、第11回ミラノ・アフリカ映画祭で作品賞を受賞して、確固たる地位を築く。しかし、彼の最大の成功は『デイズ・オブ・グローリー』(2006年)で、この年のカンヌ国際映画祭コンペティションに選出されるとともに、男優陣のアンサンブルに対して男優賞が授与された。
ブシャールはプロデューサーとしても活躍し、1989年にJean Bre’hatの製作会社に参加すると、『ユマニテ』(1999年)『好きと言えるまでの恋愛猶予』(2002年)『フランドル』(2005年)などを製作した。
最新作はフォレスト・ウィテカー、ハーベイ・カイテル主演による『暗黒街のふたり』(1973年)を基にしたドラマ『Two Men in Town』 (2014年)

1985年 Baton Rouge (監督・共同脚本/82分)
1991年 Cheb (監督・共同脚本/79分)
1995年 Poussieres de Vie (監督・共同脚本/87分)
2001年 Little Senegal (監督・共同脚本/97分)
2006年 デイズ・オブ・グローリー (監督・共同脚本/119分)
2009年 ロンドン・リバー (監督・共同脚本/90分)
2010年 Hors la Loi (監督・共同脚本/138分)
2012年 Just Like a Woman (監督/87分)
2014年 Two Men in Town (監督・共同脚本/120分)

三大映画祭週間2014

18歳のシーラは一家の末娘で、同い年の将来有望な男との結婚を控え、天にも昇るような気持だった。しかし、プリムの祭りの時期、21歳になる姉のエステルが赤ん坊の出産時に運悪く死亡する。痛みと悲しみに耐える一家は、シーラの結婚を延期せざるを得ない。しかし、亡きエステルの夫ヨハイの元にベルギーに住む未亡人より結婚の申し込みが届き、すべてが変わり始める。ヨハイはまだ早すぎると感じるが、一方、遅かれ早かれそのことを真剣に考えなければならないこともわかっていた。
ヨハイが赤ん坊を連れてベルギーに去ろうとしていることを知ったシーラの母親は、孫を手元に置いておこうと、ヨハイとシーラの結婚を提案する。シーラは自分の願いと家族としての義務の間に板挟みになる。

監督:ラマ・バースタイン
出演:ハダス・ヤロン/イフタフ・クライン/イリト・シェレグ
2012年/イスラエル/91分
原題:Lemale et ha’halal 英題:Fill the Void

1967年ニューヨークに生まれ、エルサレムのサム・スピーゲル映画テレビ学校を1994年に卒業する。これらの期間にラマはとても信仰の篤い人物となり、卒業と共に、映画を日常の社会における自己表現の手段として使うことに自分を捧げることとした。彼女は自分で製作・脚本・監督をこなすが、その題材は日常の社会における女性をテーマにしたものばかりである。彼女はMa’ale Film School, Yad Benjamin Film School for Womenなどで、映画やテレビの脚本や演出についても教壇に立っている。『フィル・ザ・ヴォイド』は彼女のデビュー作である。

2012年 フィル・ザ・ヴォイド (監督・脚本/91分)
2013年 Venice 70: Future Reloaded (共同監督/120分)

三大映画祭週間2014

山師のクラークは金の採鉱者たちが集まるキャンプ近くの村にやってくるが、地元の警察に拘束されてしまう。彼が近隣で起きた銀行強盗に絡んでいるというのだ。しかも、今度は警察が金鉱を州のために没収してしまったので、採鉱者たちが暴動を起こすが、それも平定されてしまう。クラーク、リザルディ神父、キャスティンとその娘、そしてキャスティンの情婦であるジンの5人はこの機に乗じてジャングルに逃げ込むが、それは彼らの命がけのサバイバルの始まりだった。

監督:ルイス・ブニュエル
出演:シモーヌ・シニョレ/シャルル・ヴァネル/ミシェル・ピコリ
1956年/フランス、メキシコ/104分
原題:La Mort en ce Jardin 英題:Death in the Garden

1900年スペイン、アラゴン地方に生まれる。マドリッドの大学に進学すると、そこで、サルバドール・ダリ、フェデリコ・ガルシア・ロルカと知り合う。その後、パリに移り、ダリと共同監督でシュールレアリズム映画の傑作『アンダルシアの犬』(1929年)を発表し、シュールレアリズム運動の一員として認められる。続いて1930年に初の長編監督作品『黄金時代』を製作するが、ここでは教会や中間層を激しく攻撃するという、その後のブニュエルの主題が包括されている。しかし、フランコ時代に入り、スペインでの仕事が難しくなったブニュエルはアメリカを経てメキシコに渡り、『忘れられた人々』(1950年)でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞して、再び映画の第一線に復帰する。メキシコ時代には『昇天峠』(1951年)『嵐が丘』『エル』(共に1953年)『皆殺しの天使』(1962年)といった傑作がある。1961年にスペインに招かれて撮影した『ビリディアナ』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。1963年以降はフランスに拠点を置き、『小間使いの日記』(1963年)『昼顔』(1967年・ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞)『哀しみのトリスターナ』(1970年)『ブルジョワジーの密かな愉しみ』(1972年・アカデミー外国語映画賞)といった傑作を発表した。

1929年 アンダルシアの犬(監督・共同脚本/17分)
1930年 黄金時代(監督・共同脚本/60分)
1949年 のんき大将(監督/92分)
1950年 忘れられた人々(監督・共同脚本/81分)
1951年 昇天峠(監督・共同脚本/75分)
1953年 エル(監督・共同脚本/92分)
1953年 嵐が丘(監督・脚本/90分)
1955年 アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生(監督・共同脚本/91分)
1956年 この庭に死す(監督・共同脚本/104分)
1960年 ビリディアナ(監督・共同脚本/91分)
1962年 皆殺しの天使(監督・脚本/95分)
1963年 小間使いの日記(監督・共同脚本/98分)
1967年 昼顔(監督・共同脚本/100分)
1970年 哀しみのトリスターナ(監督・共同脚本/99分)
1972年 ブルジョワジーの密かな愉しみ(監督・共同脚本/102分)
1974年 自由の幻想(監督・共同脚本/104分)
1977年 欲望のあいまいな対象(監督・共同脚本/104分)

三大映画祭週間2014

監督:ヨセフ・シダー出演:シュロモ・バル=アバ
リオル・ルイ・アシュケナージ
アリサ・ローゼン
エリエゼルとウリエルは共に大学教授の親子。ある日、エリエゼルに有名な賞が与えられるという噂が伝わったが、実はそれはウリエルに授与される賞だった。

監督:ワーウィック・ソーントン出演:ローワン・マクナマラ
マリッサ・ギブソン

変わらない時間が流れるアボリジニの村。二人の少年少女が、自分たちの未来を探すために旅に出る。しかし、そこに待っていたのは、現実という名の厳しい世界だった。

監督:ワーウィック・ソーントン出演:ローワン・マクナマラ
マリッサ・ギブソン

変わらない時間が流れるアボリジニの村。二人の少年少女が、自分たちの未来を探すために旅に出る。しかし、そこに待っていたのは、現実という名の厳しい世界だった。

監督:ドゥニ・コテ出演:ピエレット・ロビテーユ
ロマーヌ・ボーランジェ
マルク=アンドレ・グロンダン
元囚人のヴィクは刑務所仲間だったフロと、人生を立て直そうと田舎の山小屋にやってくる。しかし、二人の過去は幽霊のように付きまとい、衝撃的な結末を迎える。

監督:ラシッド・ブシャール主演:ブレンダ・ブレッシン
ソティギ・クヤテ

オスマンとソマーズはそれぞれロンドンの学校に通う子供たちを訪ねてきた。二人の文化・環境は全く違うが、二人はそれを乗り越えて互いを励ましながら、探し続ける。

監督:ラマ・バースタイン主演:ハダス・ヤロン
イフタフ・クライン
イリト・シェレグ
テルアビブに住む典型的ユダヤ人一家の物語。末娘の結婚を目前に控えた時、姉が出産のために死んでしまう。そのため、彼女の結婚は延期なってしまうのだが…。

監督:アルフレッド・ヒッチコック主演:ジョエル・マクリー
ラレイン・デイ
ハーバート・マーシャル
ヒッチコックのハリウッド進出第2弾。第二次大戦前夜のヨーロッパを舞台に、ドイツのスパイ組織の陰謀を暴く青年新聞記者の活躍を描く傑作サスペンス!

監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー主演:ピエール・フレネ
シュジー・ドレール
ジャン・ティシエ
『恐怖の報酬』『悪魔のような女』の名匠クルーゾーの記念すべき長編監督デビュー作。モンマルトルで起きた殺人事件を追う探偵の活躍を軽妙に描く。

監督:ルイス・ブニュエル主演:シモーヌ・シニョレ
シャルル・ヴァネル
ミシェル・ピコリ
シュールレアリズムの巨匠でもあるブニュエル監督の幻の怪作。南米の鉱山村を舞台に、一癖もふた癖もある人間たちが繰り広げるサバイバル劇!

監督:パトリス・ルコント主演:ミシェル・ブラン
サンドリーヌ・ボネール
リュック・テュイリエ
『髪結いの亭主』と並ぶパトリス・ルコント監督の初期代表作。向かいに住む女に惹かれ、殺人事件に巻き込まれる中年の仕立て屋イールの物語。

三大映画祭週間2014

犯人は21番に住む
腕利きの刑事ウェンは、被害者ドゥラン氏の死体の上に電話番号を書いた紙を残した殺人犯の事件を担当することになった。売れない役者のウェン夫人ミラは、自らにマスコミの注目を集めようと、夫の事件の手伝いをしようと決意する。ドゥラン氏がジュノ通り21番の下宿に住む奇妙な住人たちの一人だったと知ったウェンは、教会の牧師を装って、その下宿に部屋を借りる。しかし、あとを付いてきたミラはどう見ても牧師の妻には見えない!それでも、容疑者たちを逮捕し刑務所に送り込むが、その時、次の殺人事件が起こる…

監督:アンリ=ジュルジュ・クルーゾー
出演:ピエール・フレネ/シュジー・ドレール/ジャン・ティシエ
1942年/フランス/83分
原題:L’assassin habite au… 21 英題:The Murderer lives at Number 21

1907年フランス、ドゥー=セーヴル県ニオールに生まれる。映画脚本家として10年ほどのキャリアを積んだ後、2本の共同監督作品を経て、1942年に『犯人は21番に住む』で監督デビューを果たす。次作『密告』はナチスとフランス軍の双方から異なる理由で発禁となる。『犯罪河岸』(1947年)でヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞して世界の注目を集めると、続くアベ・プレヴォーの小説『マノン・レスコー』を原作とした『情婦マノン』(1948年)でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を、スリラーの傑作『恐怖の報酬』(1953年)でベルリン国際映画祭金熊賞、カンヌ国際映画祭グランプリを射止めるという快挙を成し遂げ、巨匠の名を確立する。1955年作『悪魔のような女』はルイ・デュリック賞を受賞し、ミステリー・サスペンスの金字塔として、映画史に燦然と輝く。ヒッチコックもライバル視したフレンチ・スリラーの巨匠である。

1942年 犯人は21番に住む(監督・共同脚本/83分)
1943年 密告(監督・共同脚本/94分)
1947年 犯罪河岸(監督・共同脚本/105分)
1948年 情婦マノン(監督・共同脚本/105分)
1950年 Miquette et sa mere(監督・共同脚本/95分)
1953年 恐怖の報酬(監督・共同脚本/149分)
1955年 悪魔のような女(監督・共同脚本/107分)
1956年 ピカソ – 天才の秘密(監督/78分)
1957年 スパイ(監督・共同脚本/122分)
1960年 真実(監督・共同脚本/128分)
1968年 囚われの女(監督・脚本/107分)