ヴィクとフロ 熊に会う

元囚人のヴィクトリアは60代の女。人生をもう一度まともに戻そうと、保護司ギョームの保護の元、田舎の砂糖小屋に居を構えた。刑務所時代の仲間にして、親密な関係にあったフロレンスと共に。しかし、二人の到来は集落の人々に違和感をもたらし、彼女らに隠遁生活を送らせる。そして、二人が背負う過去が幽霊のように付きまとい、それが結局 二人の命を悲劇的な危機にさらすことになる。

監督・脚本:ドゥニ・コテ 
出演:ピエレット・ロビテーユ、ロマーヌ・ボーランジェ、マルク=アンドレ・
グロンダン、アンドレア・アーノルド
2013年/カナダ/95分
原題:VIC+FLO ont vu un ours 英題:VIC+FLO saw a bear
監督・脚本:ドゥニ・コテ

1973年、カナダ、ニューブランスウィック地方に生まれる。映画評論家として活動を始め、様々な実験的短編を製作した。『Les états nordiques(原題)』(2005年)でその名を国際的に知られるようになり、ロカルノ国際映画祭ビデオ部門の金豹賞を受賞した。この長編映画デビュー作には彼のトレードマークである最小限のカメラワーク、特定の場所を意識させない舞台設定、省略された物語など、基本的なものが揃っている。
『Nos vies privées(原題)』(2007年)『Elle veut le chaos(原題)』(2008年)といった低予算作品でこの手法を追求し、2008年ロカルノ国際映画祭監督賞を受賞した。2010年の『Curling』で彼は新境地を切り開き、台詞と豊かな情景で語られた物語はより幅広い観客を獲得し、再び2010年ロカルノ国際映画祭で監督賞と男優賞の2冠を獲得した。今、国際映画祭で最も注目を浴びるカナダ人監督の一人である。

2005年 Les états nordiques (監督・脚本/91分)
2007年 Nos vies privées (監督・脚本/82分)
2008年 Elle veut le chaos (監督・脚本/105分)
2009年 Carcasses (監督・脚本/72分)
2010年 Curling (監督・脚本/92分)
2012年 Bestiaire (監督・脚本/72分)
2013年 ヴィクとフロ 熊に会う (監督・脚本/95分)
2014年 Que ta joie demeure (監督・脚本/70分)